『お口の中は常に梅雨⁉』

みなさま、こんにちは。

先日まで、春のあたたかい陽気でホッとしたのも束の間、急に真冬に戻ってしまったかのようにとても寒い日もありました。

「三寒四温」という言葉通り、春は3日寒くて4日暖かい日があるのですが、今年はそれにしても極端な気候変化でこちら都岡歯科医院へいらっしゃった患者様も「身体がだるくなる」と仰っておりました。

急に25℃超えの夏日になると、その暑さに身体が慣れていないので、脱水、熱中症になりやすいと言われております。

 

 

夏到来の前には梅雨の時期がやってきます。

お風呂や台所、トイレなどの水まわりにはカビが生えたり、お掃除も大変な時期です。台所のヌメリはあっという間に発生し、どんどん増えるとなかなか落としにくくなります。「水分があるところ」はどこでも雑菌が繁殖しやすいのです。

それはお口の中でも同じことが言えます。

 

食べ物+唾液+体温+常在菌(お口の中に常にいる菌)=バイ菌にとってとても繁殖しやすい環境です。

梅雨の時期だけではなく、水まわりは1年中カビが生えます。お口の中にもカビ菌(カンジダ菌)もいます。

全身的に免疫力が低下してしまったときに、カンジダ菌の活動に抵抗できなくなり、「口腔カンジダ症」を引き起こすこともあります。

症状といたしましては、口の中がヒリヒリする、頬の内側などの粘膜が白くなる、常に苦い味がするなどです。

その原因は、抗生物質や血圧を下げる薬、精神系の薬、抗アレルギー薬などの副作用で唾液が減り、口腔乾燥症になることや、入れ歯の内側や金具のあたりでカンジダ菌が増殖し、カンジダ菌による口内炎をいう症例もあります。

お口の中の水分があっても、加齢やお薬の副作用によって唾液が少なくなっても、お口の中のバイ菌は全身の健康を脅かします。

様々な病気の予防のためにもぜひクリーニングにいらして下さい。