氷を噛むと歯が割れます!

歯科衛生士の木村です。

今年の夏は、異常な暑さで皆様も氷をたくさん入れた、冷たい飲み物をおいしく飲んでいらっしゃいますよね?

飲み終わったら残った氷をガリガリ食べて・・・。 スッキリとなりますが・・・。

そのガリガリ危険です!!

歯が割れますよ!! 氷は水でできている為、非常に硬いのです。わかりやすく例えると、水晶をガリガリ噛んでいることと同じなんです。 歯の表面のエナメル質はとても硬く、水晶やダイヤモンドに四敵します。

実は歯を削る道具は、ダイヤモンドを加工して、埋め込んでいるので、歯はダイヤモンドで削っているのです。昔から硬い物を良く噛んで食べなさいと言われてきましたが、それは成長期の子供の、顎(あご)の成長を促すための言葉にすぎません。

成人してからの硬い食べものは危険なのです。御高齢者の方の脳の刺激に良いからと硬い食べ物を召し上がる際にはそこまで硬いものは召し上がらないと思いますが。

都岡歯科医院に来院される患者様の歯牙破折(歯が折れる、欠ける、ヒビが入る)の原因は氷を噛んだり、フランスパンを噛んだり、硬いものを同じ歯で何度も噛んだりしている事が原因の場合もあります。それにより歯を失う場合もあります。

夏場の暑い時期、氷の噛み過ぎにご注意ください