045-954-1141
診療時間
9:00-13:00 /14:00-18:00
休診日
木曜・日曜・祝日

小児矯正

小児矯正とは

近年、当院でも小さなお子様の歯並びについてご相談を受けることが多く、世の中でも関心が高まっている事を実感致します。
小児矯正では、顎の骨や筋肉の成長を利用して、顎の発育をサポートすることを目的としています。一般的に、永久歯が生え揃う6歳から12歳頃が対象です。小児矯正には、歯がまっすぐ並ぶように顎のスペースを広げたり、歯が自然に生えるように誘導したりするなど、さまざまな治療法があります。お子様の口腔内の状態や成長段階に合わせて、適切な方法をご提案いたします。

お子様の癖・歯並びの
セルフチェック

  • ポカンと口を開けていることが多い
  • よく指しゃぶりをする
  • 食事の時にくちゃくちゃ音を立てて食べる
  • 活舌が悪いと感じる
  • 食事の時にあまりかまない
  • 話をするときに舌が歯より前に出てくる
  • 冬になると特に唇が乾いて切れやすい
  • 寝る時にうつぶせで寝ている

1つでもあてはまり、心配な親御さんも早めのご相談をされることで、不安が解消されることと思います。

「子どもの矯正っていつから始められるの?」
「矯正治療ってなんだか痛そうだし、成長に悪影響なのかな?」
「見た目が目立っていじめられたりしないか心配」

一人ひとりのお悩みや不安に丁寧にお応えして、お子様の成長に合わせた治療をご提供させていただきます。

歯並びが悪いことで起きる身体への悪影響

実は小さいうちから歯並びが悪いと、見た目はもちろんですが、それ以外にも体に悪影響がある事をご存知でしょうか。

歯並びが悪いと口呼吸になりやすい

鼻呼吸と口呼吸の違いを示す図。鼻には70%のフィルター機能があり、加湿・温め・バイ菌やウイルスの除去を行う。鼻呼吸では30%が吸収されるが、口呼吸では100%が直接体内に入る。

歯並びが悪いと、口を閉じることが出来ず、結果として口呼吸になりやすくなってしまいます。実は口呼吸というのは身体の健康から考えるとデメリットが多いのです。人間は通常鼻呼吸が正常です。鼻で呼吸することで、空気中に存在する細菌や細かい汚れなどを粘膜が体内へ侵入することを防いでくれるのです。ですが、口呼吸の場合、空気中の細菌などが直接体内に入りやすく、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなってしまいます。

口呼吸は集中力などへの影響も

口呼吸と鼻呼吸で1回の呼吸で摂取できる量が鼻呼吸に比べ、口呼吸は非常に少ないのです。身体に十分な酸素が行きわたらないと、脳に十分な酸素が行きわたらないため、集中力への影響などもあるのです。
特に、成長期において栄養ももちろんですが、呼吸の改善という事はとても重要になってくるのです。 「たしかにいつも口呼吸になっているわ」と思われているのであれば、それはもしかすると歯並びが悪いことが原因かもしれません。

大人になる前に矯正治療を行うメリット

大人になってから矯正治療を行う事も出来ますが、子どもの頃から矯正治療を行うのはメリットもたくさんあるのです。
実は大人の矯正治療よりも子どもの頃から行う事で、身体の成長に合わせて矯正治療を行う事が出来るので、正しい歯並び、正しいかみ合わせ、そして正しい呼吸などに繋がります。 ただし、お子様の年齢、顎の状況によって適切なタイミングは変わってきますので、気になる方は一度当院に相談されることをオススメ致します。

顎の成長を
コントロールできる

一般的に顎の成長において個人差はあるにせよ、おおよそ中学生になった時には止まってしまいます。その前の成長段階においては、その顎の成長をコントロールすることが出来ます。顎の成長に合わせて矯正治療を行う事で、大人になったときに再度矯正治療をしなければならない可能性を低くすることが出来るのです。

歯が動きやすい

大人に比べ、子どもの頃はまだ骨も柔らかいため、歯が動きやすく治療がスムーズに進みます。その為、大人の矯正治療に比べ、期間が短くなる場合もあります。

抜歯の可能性を
軽減できる

矯正治療をすることで正しい顎の成長を促すことが出来るので、永久歯が生えてきた時、綺麗に生え揃うようにスペースを作ることが出来ます。大人の矯正治療の場合は抜歯をしなければならない事が多いのですが、小さい頃から矯正治療を行う事で、将来抜歯をする可能性を軽減することが出来るのです。

見た目の改善

歯並びが悪い状態を放置すると、お子様がコンプレックスをもって成長する可能性があります。一方、矯正治療によって見た目の改善を行うと自己肯定感が上がりますし、矯正治療を続けて結果を得たことは成功体験にもなります。

虫歯・歯周病の
リスク低減

歯並びが良くなると歯磨きがしやすくなるので、虫歯や歯周病のリスクが減ります。また、噛み合わせが良くなれば特定の歯に余計な負荷がかかることも減り、お口の健康につながります。

口腔内の管理ができる

矯正治療中は定期的に歯科医院に通うことになるので、抵抗なく歯科医院を利用する習慣がつきます。適切に歯科医院の治療やメインテナンスを利用できれば、虫歯や歯周病に悩まされるリスクが減りますし、自主的に口腔内の管理ができるよう成長していけるでしょう。

年齢・成長に合わせた
矯正方法

  1. 01

    Ⅰ期治療(乳歯のある小学生まで)

    3~12歳くらいのお子様を対象としています。状態で言えば、乳歯だけの時期から、永久歯への生え変わりが完成するまでの時期とお考え下さい。この時期は、顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを無理なく作れるメリットがあります。

  2. 02

    Ⅱ期治療(永久歯が生え揃う小学生、中学生~)

    永久歯が生えそろった12歳以降の時期を対象としており、成人も含みます。ある程度成長が完了していれば、予想外の変化は起きませんから、最終的に美しい歯並びや整った噛み合わせを実現する段階です。

子ども(乳歯)の矯正方法

床矯正

床矯正は、1週間ごとにネジを回転させることで、少しずつ歯列を広げていく治療法です。食事や歯磨きの際に取り外すことができるため、清潔な状態を保ちやすいのが特徴です。通常は3か月半ほど装着し、来院するたびに新しい装置と交換します。床矯正は、お子様の顎の成長を促進し、永久歯が正しい位置に生えるようにサポートする小児矯正でよく用いられます。装置が目立ちにくく、取り外しができるため、お子様の日常生活への影響を最小限に抑えられます。

  • 費用¥330,000(税込)
    治療期間:1年半から2年/治療回数:18~24回

Merit

  • 成人になってから抜歯をせずに矯正を終えられる可能性が高まる
  • 治療の痛みが少ない

Demerit

  • 公的医療保険が適用されない自費診療
  • 装着時間が少ないと十分な治療効果が得られない

永久歯が生えそろった
お子様はこちら

永久歯が生えそろうと、適切な治療方法も変わってきいます。
お子様一人ひとりの状態にあった治療法をご提供させていただきますので、まずは一度当院までご相談ください。

成人矯正